ダミ声に憧れて。
昔からなのですが、人と違う声に憧れています。
声優さんだったら立木文彦さん。歌手だったらBBキングやTHE BAWDIESのボーカルのROYさん。
そういう方に憧れを抱いて数年。気がつくとそんな高い声も出なくなってきた私。いつものようにミッシェルガンエレファントの曲をカラオケで熱唱。なーんか前よりもダミ声が出やすくなってんなあ、と一人でにやけておりましたwww。
と同時に昔、ミッシェルの曲を聴いた時の衝撃を一人でぽかーんとしながら考えておりました。
あのチバユウスケさんのダミ声。ギター、アベフトシさんの爆音。当時18そこそこの粋がってたクソ野郎はどんどん、ミッシェルガンエレファントというバンドにはまっていきました。
バンドと無縁だった自分がどんどんバンドを聴くようになったのもミッシェルがきっかけでしたし、あのタバコをふかしながらギターをかき鳴らしてみたいとも思っていたもんです。
結局そんなこともできずに大人になり、クソ真面目に生きてきましたが、なかなか世の中うまくいかない。そうすると、心の中にいるチバユウスケがあの声で何か叫んでいるような。そんな気がしていたのを覚えてます。
タバコも吸えず、酒もそんなに飲めない。面白みがない。その鬱憤をカラオケで熱唱して解消する。
そんな生活を続けて数年。久々のカラオケで熱唱したミッシェルが楽しすぎて。ダミ声になって嬉しくて。なんか悪くなった自分がいたような、そんな気分でした。
と、ウーロン茶を一杯飲む。そこで思うんです。ああ、やっぱり悪くはなれねえなあ、と。