二次元にはまる心理
最近二次元好きの大人が増え続けております。
まあ、アニメに寛容的な社会に少しはなってきているのと同時に深夜アニメという大人向けのアニメが増えたのも要因だと思います。
しかし、私はもっと根底に何か理由があるはずと思っておりました。そして今日ある説を提唱しようと思います。
二次元キャラ=自分“だけ”のアイドル
重要なのはここの“だけ”という点。日本人はとにかく、「アイドル」を好む文化がなのでしょう。
古くは森昌子、桜田淳子、山口百恵といった花の中三トリオを始め、ジャニーズから始まったフォーリーブス、郷ひろみ、西城秀樹からSMAPといった男性アイドル、おニャン子クラブやモーニング娘、AKBといった女性グループなどなど…。
しかし、彼ら、彼女らにはファンというものがいます。そして彼ら、彼女らは実際に会いに行くとなるとファンがいるライブに行かなくてはならないわけです。そうなると、自分“だけ”ではない、ファンはいっぱいいる、といった「諦め」がでるわけです。
しかし、アニメやゲームは基本的に二次元に対しては一対一の空間なわけで、自ずと独占欲が駆り出され、自分“だけ”のものと認識していくのでは…、ということです。
しかし、一対一の関係って恋人的関係やからアイドルって考え方が違うんじゃあ…って思った方もいらっしゃるでしょう。
でも恋人的関係をやっている人は何も自分だけではないのです。見えないだけでファンはいっぱいいる、すなわち、
“二次元”というライブに見えないファンといる
ということなんだと思います。
そしてもう一つ、二次元にはまる理由それは
3次元の人に対しての裏切りがない
ということです。そりゃあキャラに対する裏切りだったり、性格が実は変わったり、なんてことはあるのでしょうが、それは2次元のキャラの対人関係で成立し、直接的に響くことは少ないです。しかもメタ的に言えば、作者が作り出したストーリーというものに沿って進んでいる人物なわけです。これはドラマも一緒ですが、ドラマと二次元の違いは、
“顔だしで演技”しているという点なんだと思います。
俳優は顔だしで演技している。大人ならこれを認識しています。そして顔だしをしたまま演技をする。これは三次元という同じ空間で演技すること、すなわち自分を出して演技しているわけです。しかし、本来の自分これは本来の性格ではないのです。一方二次元は顔だしはありません。キャラクターというフィルターにかけられることにより、まるっきり違うものとしてとらえやすくなるのです。
いかがでしょうか?この説に何か異論がある方は是非コメントください。
今日は以上です。