ここいば!とめっちゃ好きやねんという昔のラジオイズム
ラジオは無名の新人をよく起用します。
かつてのオールナイトニッポンでは所ジョージさんや稲川淳二さんなど、これがメディアデビューという方がいらっしゃいました。当時のオールナイトニッポンは新参なやつだったため、新人を出す敷居が低く、どんどん無名な方を出しやすかったのではないでしょうか。
しかし、オールナイトニッポンも人気が出たため無名の新人を出しにくいメディアになってきました。
そんな中、めっちゃ好きやねんという番組、ここいば!という番組はある意味昔のオールナイトニッポンのイズムを感じるラジオだと思います。
めっちゃ好きやねんは当時新人声優だった(というか出たての)大空直美さん、松田颯水さん、中島唯さんの関西出身3人がラジオをしております。
気がつくとどんどん有名になっていく3人。その様子を聴きながら、どういう風になっていくのか、ドギマギしていましたが…。良くも悪くも変わらず、やり合いをする3人を見て嬉しいものを感じます。
ここいば!もまだ無名の新人声優の香里有佐さん、小山百代さん、射場美波さんの3人が姦しい放送をしつつ、どんどん成長しているラジオをコンセプトにしております。
ラジオというのは親近感があるというのが魅力、というのは以前にも書きましたが、新人のラジオというのはそれ以上に親近感がわくものだと感じております。まだメジャーじゃない彼女たちを見続ける。それはすなわち人が少ないということ。だからこそ親近感が余計わくのではないでしょうか。
今後続いていくであろう両番組。これから有名になっていきますが、有名になっても親近感のわくこの番組をいつまでも続けて欲しいと思います。
ハリガネロックは幸せだったのか
ハリガネロックというお笑い芸人をどれぐらい知っているのでしょうか。
おそらく二十代後半以上の人は小さい頃なんとなく覚えがある感じではあるのでしょうか。
ユウキロックさんが世の中に対して怒る、大上さんがそれに対してたしなめるようにつっこむ。
いわゆるぼやき漫才に入ると言われている漫才スタイルだった気がきます。
ただ僕の中では面白いというより、怖いという印象でした。というのも何か余裕がないというか、切羽詰まっている印象でした(尖っている印象に近いのかもしれません)。
だからなのか、当時の僕にはハリガネロックは好きになれなかったんです。
ハリガネロックは異質な怖い人。多分、僕のような人間に対して狙ってた漫才ではないので、そういう風に思えなかった理由なんだと思います。
仲よさそうな漫才ではなくケンカをしてるような漫才。ハリガネロックはそれが顕著だったように思います。
2014年にハリガネロックは解散しました。その時に自分は「解散するのか。うーん、迷ってたのかな」でした。
というのも最近のハリガネロックは尖った漫才ではなく、どんどん柔和な漫才をしていました。
ただ、その漫才をいいのか悪いのかと言われると何か複雑な気持ちになりました。
結局のところあの漫才が好きだったんだ、と気づいたのは解散した時でした。
よくよく思い出すと怖いながらも漫才はめちゃくちゃ笑っておりました。異質な恐怖。だけど漫才は面白い。結局のところ小さい頃、僕は漫才師ハリガネロックのファンだったんだ、と思いました。
現在ユウキロックさんはお笑いの講師として。大上さんは、地元奈良のアイドルのイベントの司会を務めております。
幸せとは結局のところ本人の中で感じるものだと思います。少なくとも僕が判断したらだめだと思います。
ただ少なくともハリガネロックとしての輝きは絶対に消えないと思います。そして、その漫才を好きな人がいたことはお二人にとって幸せだったのでは…、なんて感じます。
水道橋博士という人物に何を見る?
僕の好きな芸人の共通項に「話、文章の内容に理知的なイメージがある。」というものがあります。小さい頃に好きだったハリガネロックにしかり、華丸大吉にしかり、ダイノジしかり…そんな方々が口々に名前を出す人物がいます。
それが「浅草キッド」の水道橋博士さんです。ビートたけしさんのお弟子さんの一人であり、たけし軍団ではあるものの、他のたけし軍団と違い、集団でビートたけしさんに絡んでるというイメージはありません(私が間違えているかもしれませんが…)。
ただ、理知的であり、本の内容にも独自の文才があるのは明らかに師匠であるビートたけしさんの影響はあると思います。
さて本題なのですが、私自身、水道橋博士さんをあまり芸人という認知はしたことはありません。どちらかというとコメンテーターというイメージをもってます。馬鹿みたいなことをせず、後ろから芸人を見ながら、手綱を引いている…。水道橋博士という人物にはそういう理知的なイメージがつきまとっています。
ただ、そんな自分を打破しようと何か違ったことをしようとしているイメージが少し見られるのです。
代表的なものだと橋下徹さんと討論し、生放送中にレギュラーを降りる、とかでしょうか。破天荒になりきろうと頑張る。ただ、その破天荒はビジネス的な破天荒、相当苦労してると思います。
ビートたけしさんは破天荒でした。ただ、そんな中にも理知的なものが見え隠れしてました。水道橋博士さんにもそういった願望がある感じがよく見られます。
これからはどういう形で色々とテレビ、舞台に関わっていくのでしょうか。
少なからずとも上記のようなキャラを維持することは確かですが、ギラギラではなく、少し一歩引いた参謀長タイプになりそうな気がしなくもないです。
あと、個人的に浅草キッドの漫才。見てみたいです。権利上難しい漫才かもしれないですが、もったいないと思ってしまう男が少なからずいるので是非やってほしいです。
大石昌良という才能と努力の塊
よく、アーティストはモテるイメージがあります。
ただ、そんな中に努力という部分があります。
人前に立つ為にきちんとしたビジュアルを整え、いい声を歌う為にボイストレーニングをする。そして、ギターやドラム等のスキルアップ…。
こんな努力をしないと少なからずしないといけないと思います。
そんな中で自分が尊敬している人が大石昌良さんです。かっこよく、ギターも凄まじいテクニック、そして、歌、曲を作る才能まで…。
現在は「けものフレンズ」という作品の作曲家というイメージが強い大石さん。昔はsound scheduleというバンドをやっておりました。その時の大石さんは面白いにいちゃんではあったのですが、現在のようなギターのテクニックはあまりなかった(というより出さなかった?)です。
ただ、その時にも歌詞、メロディー共に才能を発揮しておりました(どこかのサイトにあるとは思うのですが、是非みてほしいです。小説の一節のように感じる歌詞、独特のサウンドに才能の片鱗を感じます。)。
その後解散し、ソロ活動に入ります。実は自分は先日大石さんのイベントを見に行ったんですが、結構苦労されていた
ようで「何年前にも同じところでやってたけど人はこれだけいなかった」とおっしゃっておりました。だからこそ現在のような素晴らしい性格が形成されているんだと、勝手に感じております。
今のようにアニメの仕事に入ったのは、「ダイヤのA」のボーカルオーディションで合格したことかららしく、そこで知り合ったTom-h@ckさんと「O×T」というコンビを組んで、今にあたります。
その頃にアニメの作詞作曲も初めており、楽曲提供をされるようになりました。
改めて書いてみると有名になる過程には色々な努力をしている大石さん。もう一つ努力していることがありました。それがギターテクです。今現在のギターのテクニックを何年もかけて作り上げた、と聞いてます(2〜3年近くかかって身につけたらしいです。)
今や大活躍になっている大石さん。これからもいっぱい活躍してほしいなあ、と思います。
中学生の頃にsound scheduleが大好きだった男より。
ラジオ大阪V-staitionという近すぎるラジオ
今月の閲覧数が100を超えたようです。みなさんのおかげ、そして昨日のリツイートのおかげです!ありがとうございます!
さて、ラジオというメディアはよく親近感がわく、というメリットがあります。
少なからずとも、私はそれが大好きで毎日のようにどこかのラジオを聴いています。
最初らへんの記事に書いてありますが、私は声優が大好きです。ラジオという声だけの空間で声優という声のプロが喋る。
ある意味WIN- WINな関係ですよね。
ただ、昨今の声優ファン、というよりオタクというものは厄介なファンもいるのも事実です。
そういうこともあり、できるだけ近づけないように仕切りをつけたり、あまり話ができないようにしたり…。
そんな中、ラジオ大阪という関西のラジオ局はとんでもないことをしております。
距離が近いんです。というより近すぎる。普通に最前列ならタッチできる位置にいるわけですよ。
これ読んでる人の中には「でもどうせ、そんな有名な人いないんでしょう?」なんて言われる方もいると思います。
では声優好きのあなた、鈴村健一さんはご存知ですか?どうですか?
声優好きなら知らない方が少ないと思います。
森久保祥太郎さんはご存知ですか?浪川大輔さんはご存知ですか?上坂すみれさんは?
こんな方々が出てるんですよ、このラジオ局。なのに近い。よくよく考えると、このメンバーだとさいたまスーパーアリーナ埋めれると思います。
そんな近すぎるラジオ局。この大元を作ったおじさんが現ラジオ大阪東京支局支局長兼田健一郎さんです。
元々、声優を全く知らなかった兼田さん。だからこそなのか、本来のアニラジらしからぬことを声優にやらせたり、(調べれば出てきますが、まあえらいことやっとります。)自ら宣伝マンになり、名物おじさんになったり、金儲けの為に色々とグッズ展開したり…。まあ枚挙に暇がないです。
まあ、そんな愛されおじさんの力もあって独自の進化を遂げてきたラジオ大阪。多分、このスタイルは変わることはないでしょう。
近すぎるラジオ局、これからも応援していきます。
ダイノジ大谷氏に魅せられて。
よく、お笑い芸人のラジオというのは、「熱い」ものに対して嫌悪感を抱きがちな傾向があるように思います(勝手な推測ですが。)。
それに対して別に嫌なわけではなく、ただ単純に笑いを追求することはかっこいいなあ、と思います。
ただ、そんな中である番組がとんでもなく異彩を放っておりました。
それが「ダイノジ大谷ノブ彦のオールナイトニッポン」でした。
このラジオはダイノジというお笑い芸人の大谷ノブ彦さんがやっていたラジオ番組なのですが、とにかく熱い。何かを一つピックアップし、そのことについて語りあう。熱い話を延々と話して笑いはほぼなし。
とにかく、熱いの一言に尽きるラジオでした。今まで聞いたこともない熱さ。なんというか、かっこいい人。ナルシズムを感じる語りに魅了されていきました。
評論芸もどきというタイトルも大谷さんがラジオで言ってた「評論芸」というのを勝手に拝借させて頂いたものでした。
今、どこのラジオを聴いてもあそこまで熱いラジオは出会ったことがありません。
みんなから「ボス」と言われ、熱いことをいっぱい喋る。笑いをとってかわすわけでもなく、真剣に考え、真面目に答える。まるでアーティストがライブMCで語るように。僕は大谷さんにロックアーティストの魂を聴きながら感じておりました。
そんな良くも悪くも芸人らしくない人。周りからは最悪と言われる先輩。
そういうところで東野幸治さんにいじられてる回を未だに覚えてます。
ただ、それに魅せられてしまった馬鹿も少なからず存在しておりまして(かくいう私もその一人で…)、結局こんなんを書いてるわけです。
今もクラブDJやら、ラジオで独自の道を突き進む大谷さん。これからどういう方向に行くんでしょうか?
魅せられた私はこれからも「大谷教」の信者で居続けるだと思います。
PS かっこつけた文章ももしかしたら信者からなのかも…。
アメリカザリガニというにいちゃんたち
かつて、「爆笑オンエアバトル」という番組がありました。
NHKというお堅い放送局なのに、深夜で放送されていたこの放送は版権ネタや下ネタ等…。そして一般人が審査員となり、面白かったコンビにボールを入れて上位5組しかオンエアされない。当時のNHKに比べると攻めていた番組でした。
そんな中、16戦無敗という凄まじい記録を残していたのがアメリカザリガニの二人です。
ツッコミ柳原哲也さんの甲高い声。ボケの平井善之さんの低い声。
フットボールアワー後藤さんのツッコミを借りれば、「高低差ありすぎて、耳キーンとなるわ!」みたいなとこでしょうか。
ただその絶妙なバランスがアメリカザリガニの漫才のスタイルを形成されたんだと思います。
で、なんでこんなこと書いてるのかといいますと、私、アメリカザリガニのラジオがとにかく大好きだったのです。
思春期の当時、生きる希望があまりなかった私は、ラジオを生きる糧にしておりました。
そんな中から聞こえてきた、二人のにいちゃん。
一人はローテンションで普通の話をしていきながらちょいとボケる。
一人はそれに対してツッコむが、テンションが上がり始め、ボケ始める。
するとローテンションの一人が悪ふざけのようにボケを重ねる。
中学生のノリのような仲良しなにいちゃんらの話。
こんなラジオを毎週やってたアメリカザリガニ。その会話は思春期の頃の自分にどストライクでした。毎週大好きで、ひたすら聞いて、死にたい時でも「今日ラジオやん」で踏ん張れる。
まあ、今まで生きてこれたのは本当にこのラジオのおかげだと勝手に自負してます。
今はそこまでテレビには出ていない二人ですが、ネットの世界で大活躍しております。柳原さんは声優として大活躍。平井さんもゲームの番組でいっぱい頑張ってます。
正直テレビでネタを見たいというのが本音だったりしますが、今、こうして仕事があるのは素晴らしいとは思うので、何も変えず、普遍的な二人でいてほしいです。
40を過ぎましたがアメリカザリガニはいつまでも精神年齢15歳の「永遠のにいちゃん」です。